毎日の健康維持(予防医療)  ( 2004/09/07 )

 厚生労働省で以前「成人病」と呼ばれていた病気は「生活習慣病」と名前が替わりました。 
 これは糖尿病、高血圧、高脂血症などの病気が、食生活、運動などの生活習慣に関連しているということです。
 さらに最近では、食事の栄養に不足があることからサプリメント(補うもの)の摂取によって健康を保とうということが、しばしば話題になっています。
 まずは食事について考えてみましょう。
 コレステロールが上昇する、動脈硬化になりやすいなどの観点から食事中の蛋白質は肉中心から魚、豆中心に移り変わっている傾向があるようです。
 しかし、豚肉は以前よりビタミンB群が豊富に含まれています。
 また、コレステロールの高い食べ物として有名な卵は蛋白質を構成するアミノ酸のバランスがとてもよいことが知られており、特に日本人に不足しがちな含硫アミノ酸が含まれています。
 納豆を食べていると血液サラサラであることは勿論なのですが、血液サラサラの効能がある食べ物のとしてうなぎも挙げられます。
 うなぎは油分が多く、糖尿病の方の中には翌日の血糖に影響するものの一つであると思われますが、その一方で、その油成分に血液サラサラ成分が含まれています。
 結局、バランスの良い食事を取ることが何よりなのですが、血液データや遺伝性の因子を考慮に入れた自分の体質に合った食事をすることを心がけたいものです。

 運動ほど必要性が言われるものはないでしょう。これは成人の多くが、仕事が忙しいなどの理由で運動をするチャンスが少なく、肥満の原因であるとされているからです。
 その一方で、スポーツクラブで汗を流す人も多いと思います。
 秘訣としては無理をせず、適度な量、適度な負荷が必要でしょう。 過度の運動はかえって心筋梗塞の元になります。
 まず、自分に適切な運動がどの程度のものなのか、一度測定してみる必要があります。
 ジムなどに通っている方はエアロ・バイクで運動負荷と脈拍の関係から自己体力を測定した経験があると思います。
 また、その時の体力があまり高くないと判断されても鍛えることである程度は向上させることは可能です。
 健康のための運動は毎日よりも週2回程度に抑え、他の日にはストレッチ、ヨガなどの有酸素運動をすることをお勧めします。

 激しい運動は体内の活性酸素の産生を過剰にして、血管の壁を傷つけたり、細胞の遺伝子を傷つけたりする可能性が高くなります。
 そうした活性酸素の働きを中和させるために、ビタミンC,ビタミンEなどの抗酸化物質を採取する必要があります。

 さらにダイエット効果を出すには脂肪を燃焼させるアミノ酸を配合したドリンクを摂取後30分以上の運動をする必要があります。