生活習慣:お酒について  ( 2004/09/07 )

 お酒は昔から長寿に関与するものとしてその効果が言い伝えられてきました。 
 その一方で、現代ではアルコール性扞炎やアルコール性肝硬変の研究も盛んに行なわれており、主婦の方のキッチンドリンカーが問題になることもあります。
 検査ではγGTPが酒のみの指標として話題になります。
 アルコールは1日1合(日本酒1合、ビールならビン1本、ウィスキーシングル1杯)程度の飲用でしたら、胃がんの危険性は飲まない方より低いデータがでていますが、逆に3合以上になりますと発生率は上昇します。
 つまり、適度なお酒量があるということです。
 アルコールを代謝するのに水分とビタミンB1、糖分が必要になります。
 したがって、悪酔いしない為にはそれらをあらかじめ取っておくこと、あるいは飲みながら摂っていくことが必要と考えられます。
 昔、「お酒を飲んだ翌朝に○○リ○ェ○ト」という宣伝がありましたが、翌朝に限らず、これにビタミンB1を加えて飲んでおくと肝臓を守る為に良いと思えます。
 また、アルコールは体内に代謝酵素がたくさんある人、少ししかない人、全くない人の3種類があり、飲めない人がいるということを知っておく必要があります。
 最近の若者は酔っ払いを格好悪いとする風潮が強く、アルコールの摂取量は減っている傾向にあると聞きます。
 年長者があまり若い人達に無理強いしない様にしたいものです。